出来る限り悪いことは取り上げたく無いのに
観て見ぬ振りが出来ないネタばれ有るかも映画情報
2009年1月2月の映画紹介
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米映画 | 地球が静止する日 |
全然地球が静止しない映画 監督:スコット・デリクソン …大学の教授で、1年前に他界した夫の連れ子と暮らすジェニファー・コネリーは、ある夜アメリカ政府のエージェントによって強制連行されてしまう…ジェニファーが連れて行かれた場所は、慌しく軍の人間も入り乱れる『何やら異様なほど緊迫』した施設であった…どうやらここに集められた人々は『学者系』の人間がほとんどらしく、ある物体の対策に政府が『慌てて』召集した集団らしい…その物体は急速に宇宙空間を移動し、地球に衝突する予想を立てた政府は彼らに協力を求めるも、一般市民を避難させることも、危険を知らせる事も出来ないまま『一握り』の人間を出来るだけ遠くに逃げさせる事しか出来なかった…衝突すれば計り知れない被害が予想され、何がどうなるかまったく分からない状態で、とうとう衝突までのカウントダウンが始まった… ところが、その『球体』は衝突する瞬間に減速しゆっくりと地上に降り立つ…事態は急変しジェニファーと科学者たちは『球体』へ調査に行く事になるが、軍隊も総動員し駆けつけた彼らの前に球体から現れた『者』を恐怖のあまり発砲してしまった『バカ』のお蔭で『その者』は病院へ搬送される…搬送された『者』は、やはり調査の対象になったが、その形状は人間を何かで包んだようで『皮膚』は次第に剥がれ落ち中からキアヌ・リーブスが目覚める… …はるか昔から地球環境を懸念する監督たちによって様々な映画が作られてきた。だが、そんな作品達は何の訴えにもならないのか『破壊し続ける人間』…昨今『いよいよヤバイだろう』っと、この手の作品は増える一方だが『地球外生物』が舞い降り『この星』を守るため人間の抹消を実行しておきながら数日間の内に、しかも『ある瞬間』心変わりして人類を救う映画は数少ないはずだ。だいたい、キアヌが心を動かされるようなシーンはほとんど無いし、更には『それを止める』のに簡単すぎる『作業』は『アッケニ・トラレル』っと言う言葉しか出てこない。つまらない作品ではないものの観る人によっては、その失望感は未確認物体が地球に衝突する時ぐらい計り知れないだろう。…今年は…いきなり長い(汗 |
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米映画 | ワールド・オブ・ライズ |
こんな人達が居るから私たちは平和に暮らせているのだろう…多分…映画 監督:リドリー・スコット 脚本:ウィリアム・モナハン 原作:デイヴィッド・イグネイシアス …CIA本部のエリート局員ラッセル・クロウは、どんなに危険な現場でも彼の指示で潜入捜査するレオナルド・ディカプリオを、衛星で『見』携帯で『聞き』チェスの盤面で駒を動かすがごとく指令を出していた…今彼らに課せられた任務は、爆破テロ組織のトップで有る人間を捕まえること…安全な所から命令だけを出すラッセルと違い、イラクで活動するレオナルドと助手は毎日が命がけの生活を送っていた…ある日『自爆テロ』を命じられたが、怖くなって情報提供を条件に助けを求めてきた男から彼らが追う人物「アル・サリーム」の情報を得る…しかし、ラッセルはその男の保護をあっさり断り、更には泳がせて誰に殺されるか確認しろと命じる…男の命を助けてあげたいと思っていたレオナルドだが、男を泳がせ拉致されそうになった時『自分の存在』が漏れる事を恐れ『自分が』射殺してしまう…アジトに乗り込んだレオナルドは激しい銃撃戦を抜け、資料を奪い逃げ出すが追いかけてくる『敵』に恐怖し応援を呼ぶが、ミサイル攻撃を受けた車は大破し気がつけば病院のベッドの上で瀕死の状態から目覚める…ラッセルのやり方が『最上級』に気に入らなくなってしまったレオナルドは『嘘』による戦略に身を投じてしまう …レオ様が、砂漠のど真ん中でミサイルに吹き飛ばされたり、公開処刑されそうになったり大変ハラハラする映画。実はレオナルドもラッセルも現場は違えど『平和』を望み『それを邪魔する者達』を捕まえたい心は同じで有る…それでも現地で活躍する『悪』に成りきれない男と、彼を操って平和な日常を送りながら『世界を守っている』っと自分を評価する男…それぞれを上手く演じている。作品的には『人間』を題材に良く出来た物なのだろうが『背景』みたいな(?)ものがさっぱり分からない事から「私には分かりません」って感じで「ストーリーを細かく言え」っと言われても無理です。自分で観て下さい。 |
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米映画 | ヘルボーイ ゴールデンアーミー |
人間世界に慣れ親しんだ、魔界の子供が再び暴れだす映画 監督・脚本・ストーリー:ギレルモ・デル・トロ ストーリー・原作・共同製作総指揮・ヴィジュアル・コンサルタント:マイク・ミニョーラ …遥か昔…地上の支配を目論む人間と戦い続けたエルフの王バロルは、ゴブリンの鍛冶師に創らせた不滅の鋼鉄兵団が恐るべき戦闘力を持っていることに気づき、心を痛めた王は人間との休戦を決意し『ゴールデンアーミー』を永久封印すると共に、それを操る魔力を秘めた王冠を三つに分けて『地下』に引き下がる…現代のある夜、ニューヨークはマンハッタンのオークション会場が何者かに襲われ、その状況から『超常現象捜査防衛局』に依頼が来てロン・パールマン(ヘルボーイ)と、その仲間たちは現場に急行する…現場は異臭が漂い『糞』で埋め尽くされた状態で『糞』の元が『被害者達』だと気づいた時『歯の妖精』が襲い掛かる…彼らは片っ端から『喰う』らしく、小さい上に凶暴なためセルマ・ブレアの念動発火で『吹き飛ばす』しか方法が無く『階層』全てを焼き払った…ところが、この『爆風』を待っていた人物(?)も居た…吹き飛ばされたロンは野次馬の民衆が集まる目の前に『堂々と』姿をあらわにしたのだ…異形の集団を抱える『超常現象捜査防衛局』は『その正体』を明らかにしてはならない決まりなようで、前回市民に派手な『宣伝』をしてしまったロンには出来るだけ『出て欲しくない』のに『彼は出たかった』…そんな、ロンに気を取られている間に『地下』では過去の復讐を計画するエルフの王子が、父親である王を殺してまで『王冠の復活』を狙う… …左の画像にもある死の天使(って言うクリーチャー(?)らしい)がカナリ重要な予想を立てていたのに残念…ヘルボーイ(主人公)にはとっても重要な方でしたが、映画の内容に対してはチョイ役でした。ただ、チョッとなのに『重い』テーマと存在感が有ったのは確か。ヘルボーイ(作品)は『こういった』キャラクターが登場することから私自身、常に期待するシリーズの一つでは有ります。さて、3作目は如何に…ところで『2作目はハズレに終わる説』があるらしい… |
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英・仏映画 | ブロークン |
鏡の中の自分は本当にアナタですか?映画 監督・脚本:ショーン・エリス …ロンドンに住むX線技師のレナ・へディは、大変珍しい『内臓逆位』の症例に会い少し興味をそそられていた…彼女と恋人のメルヴィル・プポー、弟のアシエル・ニューマンの恋人であるミシェル・ダンカンらで、父親の誕生日を祝うため食事会を開く…5人は楽しく食事をしていたが、突然大鏡が激しい音をたて割れ落ちる…彼らは笑いながら「鏡が割れると7年間不幸が続く」っと言う迷信を口に出す…しかし、これは『それ以上の恐怖』が始まる合図でしかなかった…翌日レナは職場からの帰り道に不思議な光景を目にする…自分の乗っている『赤いチェロキー』を運転する自分に『瓜二つ』の人物…衝動的に車の後をつけてその人物のアパートに侵入すると、自分とまるっきり同じ部屋に暮らしていた…撮った覚えの無い父親との写真を除いて…もう一人の自分が存在しているのかもしれない事で困惑した彼女は、その帰り道に不注意から交通事故を起こしてしまう…幸運にも、たいした外傷は無かったが後遺症からか、事故前後の記憶が全て思い出せなくなってしまい、更には恋人のメルヴィルも別人に感じるような違和感を覚えるなど、情緒不安定な日々を送るようになる…その頃、父親も勤務先のトイレの姿見が割れるという事件に嫌な予感を覚え、秘書に「さっき、外で声をかけたのに無視された」っと身に覚えが無い事を言われ、弟は同じアパートの住人から「妻が…」っと必死の形相で何かを訴えかけられる…そして、弟に『自分に瓜二つの女性があるアパートに住んでいた』っと話した時、弟の口から発せられた言葉は『それはお姉ちゃんのアパートだよ』… …映画が始まってから真相が分かるまでに、とんでもなく『嫌な怖さ』を感じ『真実』が分かったときに『あ〜そういう事ね』っと安心と共に納得するが、席を立ちトイレに行ったときに鏡を見た自分を観察しながら『再び恐怖が蘇る』とんでもない作品を作ってくれたもんだ。最終的には途中で登場するおばあちゃんが言っている様に『どちらか区別がつく』ならまだしも『向こう』の人達だけになったら世の中は……何も変わらないでしょう。ただ、アナタはこの世に存在『出来ません』…これは観ても良いんじゃないですかね〜…お暇なら是非 |
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日本映画 | 感染列島 |
感染を必死で止めようとする日本人が右往左往する映画 監督:瀬々敬久 …救命救急医の妻夫木聡が勤める病院に、ある男性患者がやってくる…この時期、国内ではインフルエンザが流行しており、妻夫木は診察するが『インフルエンザ陰性』の男性を『すぐに良くなりますから』っと帰してしまう…次の日、病院に急患が運び込まれ、高熱、痙攣、吐血、全身感染とも言える多臓器不全と、手の付けようが無い状態の男性は、前日に妻夫木が診察した患者だった…この日も、やはり『インフルエンザ』は陰性…新型のインフルエンザなのか?別の新種ウィルスなのか?…何れにしても『人類が未だかつて遭遇したことの無い』感染病であった…瞬く間に病院内は『このウィルス』に感染しはじめ『その男性』を『2度目』に診た佐藤浩市は『他人の死は慣れているが、自分が死ぬとなると怖い』っと洩らしながら……WHOはメディカルオフィサー(何の事やらサッパリわかりません)の檀れいをこの病院に派遣し、事態の終息を狙ったが檀は妻夫木の『元』恋人であった…このウィルスが『感染爆発』した場合、3ヶ月以内に交通網・都市機能が停止し半年で数千万人が感染してしまう恐るべき予想が立てられた…これにより、檀は病院を隔離し『外部への拡大回避』を狙うが… …作品を観た時に『インフルエンザ』が流行しており、全くのフィクションて感じがしなくてチョッと怖かったり…温暖化による永久凍土の解凍で、未知の細菌が復活するのではないか?とか、環境汚染の深刻化で、様々な生物に異変が起こり初めているのではないか?とか、科学や医学の進歩による生活の快適さと引き換えに、自分達どころか『地球の首を締めている』人間への警告なのか?『そんなの有り得ね〜』っと本気で言えない現実を映像化している。上映中は終始『重い雰囲気』が漂い、ラスト近くになっても安心感は無く、何となく満足出来ずにエンディング…だが『粗悪』な作品は、どんなに恐怖心をあおっても『怖くない』のと同様に『安心感』を与えない作りは『本当に良く出来た』映画だからなのか?などと良いつつ… |
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日本映画 | 20世紀少年第2章 |
さあみんな、続きを始めよう…映画 監督:堤幸彦 原作:浦沢直樹 …『血の大晦日』っと人々は語り継ぐ『あの日』…あれから15年が過ぎた現代では、巨大ロボットで人類滅亡計画を立てたテロリストは唐沢寿明と仲間たちだとされ、計画を阻止した『ともだち』が世界の救世主として崇められ『ともだち宗教』は全世界を覆う勢いで『感染』していた…唐沢の姪で、当時まだ小さかった平愛梨は高校生になっていた…『彼らこそ』がヒーローであるのに、真実をねじ曲げて更には極悪人に仕立て上げる『ともだち』を憎み、同時に唐沢の生存を信じ(あの爆発じゃ生きていられないでしょ普通)日々『ともだち』の言うがままになっている世間に対して『小さな抵抗』をしていた…ある日彼女は『ともだち』の重要な情報を知ってしまったため命を狙われる『女性』をかくまう事になる…しかし、あっけなく発見され目の前で『女性』は射殺されてしまう…現代の(ともだちの)社会ルールから外れる問題児な彼女は『ともだちランド』での研修を命じられるが、そこは『ともだち社会』に適さない人間を『洗脳』するための施設だった…そこでは、唐沢やその仲間を『極悪人』だと教え込ませるために、ガン・シューティング・ゲームの敵役として登場させるなどしていたが、彼女はゲームだとしても『唐沢と仲間たち』を撃つ事など出来ないでいた…しかし『成績優秀者』が『ともだちランド』の深層に入り込めると分かった時『ともだち』が作ったゲームなど壊してやるぐらいな勢いで、見事ボーナスステージへ進む…そこは、1971年…唐沢たちが少年時代を過ごした世界だった… …前作があまりにも『動きの激しい』作品であったため、今回は何となく『探っているが、だから何なの』っと言いたくなるような、真相に近づくのかと思えばそうでもない、何の繋がりも無いのかと思えばそうでもない…私にとっては、最終章へ繋げるための『延長コード映画』にしかならなかった作品。何かバラバラな感じがして『落ち着かない』し、どうせなら『部分的に削除して』重要な所だけを『重点的』に『作り込んで欲しかった』…まあ〜いつも言っている通り『3部作で収めよう』ってのが間違いなんですけどね…きっと…えっ?評価?評価じゃないです。温度です。 |
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米映画 | 007 慰めの報酬 |
復讐に燃えるボンドな映画 監督:マーク・フォースター 脚本ニール・パーヴィス&ロバート・ウェイド&ポール・ハギス …ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)が、ただ一人愛した運命の女性は、隠された陰謀の果てに彼の目の前で死んでしまった…復讐に燃えるダニエルと上司のジュディ・デンチは彼女を操っていた男を尋問するが、背後にある想像を遥かに超えた、巨大で危険な組織が存在する事に気づく…捜査のためにハイチに飛んだダニエルは、組織の幹部マチュー・アマルリックと繋がりの有るオルガ・キュリレンコと出会う…マチューは表の顔として、慈善団体のCEOを勤め、環境保護のため土地を買収する公益事業を行っていた…しかし裏では、ボリビアの現政権を転覆させ、組織の息がかかった人間に新政権を握らせる事により、その国に眠る貴重な『天然資源』を完全に支配しようとしていたのだ…もしそれに成功すれば、やがては世界の支配にも繋がっていく…ジュディはダニエルに、この陰謀を完璧に阻止する事を命じるが、ダニエル自身の復讐心は抑え切れなくなるほどに暴走をし始めていた…実はオルガも、家族の命を奪った敵に復讐する為マチューに近づき、復讐の機会を狙っていた…最終目的は違うもののダニエルと行動を共にする事になったオルガは、ダニエルの『存在自体』に惹かれ始める…一方マチューは、確実に計画を進行させてCIAや英国政府の人間までも引き込み、とうとう『この計画』の最終段階に入ろうとしていた… …『007』っと言うキャラクターは、新たな男優が演じるたびに賛否両論で意見が様々だが、そんなキャラクターは『007』に限った事では無く、世界中に『無数』存在するはずだ。世の中から戦争が無くならないのと同じで『いつまでも自分が慣れ親しんだ作品』は『それ以外に存在してはいけない』っと考える人間と『好きだからこそ手を加えて、より良い作品を作成しよう』っと『努力しようと思う人間』が『何とも馬鹿馬鹿しい論争を繰り返す』…そんな中で『じゃあ、お前はどっちなんだ?』っと問われれば『そんな事にこだわる様じゃ、まだまだガキだね』っと言います…長くなりましたが今作も悪くないと思うけどな…ダニエル・クレイグは『歴代007』に比べると背が低いらしいですが…それが何か問題でも? |
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日本映画 | 傘 |
埼玉も『コチラ地方』で撮影された『ある女性』が出演する非常にローカルな映画 監督・脚本:たかひろや …農家の息子佐藤勇真と、近所に住む幼なじみで同級生の寉岡瑞希は、何かと行動を共にすることが多かった…そんな繋がりからか、佐藤家の農作業を手伝い、実の息子より農業の知識を持った彼女は地元の『ミス深谷』に選ばれるくらいの美人でもあった…そんな彼女を『少し遠い存在』に感じ始めた勇真は『東京に行く事になるかも知れない』っと言う彼女の言葉に複雑な思いをするが、その言葉が意味する真実を知らないまま『テレビ番組に登場する彼女』や日常の彼女が『気になって』しょうがなくなっていた…そんなある時、勇真の父親が足を痛め彼女と二人で畑仕事をしなければならくなり、彼女が普段どんな事をしていたのかを知る…日々『生み出す』事に熱心だった彼女に対して、だらだらと一日を繰り返していた自分は何を作り出す事が出来たのだろうか?っと思い始める…そして彼女が『東京へ行ってしまう』本当の意味を知った時勇真は… …地方色あふれる何ともほのぼの(意味が違うかも)とした、埼玉県は深谷市を舞台に若者達の青春を描いた作品。主人公の勇真君は、演技が上手いのかどうか分からないが、昨今の『枯れた』青年を好演している。一方ヒロイン役の瑞希ちゃんは、活発で申し分ないが実は○○な事から「喜怒哀楽」を要求される非常に難しい役どころを自然に演じ『ローカルな映画』っと、勝手に『B級』を想像していた自分に凄まじいキックを入れてくれた。ただ、どうにも『B級』なのは確かで、所々に現れる超大物女優(ママの三女)が出ていなければ3回も観ません(それでも観過ぎ?(^^ゞ)。何度かブラザー・トムがお出ましになり、その中で『おっぺすよ』って台詞が極普通に発せられた時には少し感動した…あの、トムが…(そこで感動かい)…さて、渡辺いっけいは何処で登場するのかと待ちわびていた事も忘れ、気がついた時にはラストシーン…やっと登場。『こんなの』で本人は納得したのですね…少し涙…さあ皆さん、観れるもんなら観てみろい。 |
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米映画 | シャッフル |
1週間を並び替え『シャッフル』された結果…何も変わらない映画 監督:メナン・ヤポ 脚本:ビル・ケリー …サンドラ・ブロックは夫と娘2人とで、ごく普通の『それが本当の幸せである事』に気付かないまま暮らしていた…ある日、出張に出掛けた夫ジュリアン・マクマホンが『昨日、自動車事故で死亡した』っと警察官に報告される…あまりにも突然な不幸に言葉を失った彼女だったが、自分が放心状態になると同時に、娘たちに何と伝えたら良いのか?この先どうしたら?っと思いを廻らせながら、一先ずは気持ちの整理もつかないまま一日が過ぎてしまう…ところが、翌朝悲しみと共に目覚めた彼女の目の前には『何事も無かった』かの様に朝食を食べる夫が居た…『とてつもなく現実的な悪い夢を見たのだ』っと自分に言い聞かせたものの…翌日目を覚ますと、そこには夫の葬儀のために集まった多勢の人達…見知らぬ精神科医に処方された精神安定剤…昨日までは無かった娘の『顔の傷』…葬儀に現れた謎の女…っと不可解な出来事が次々と起こり始める…しかし、周りの人々は『おかしいのは彼女』だと判断し、更には娘の顔が傷だらけなのは彼女が虐待をしていると判断して病院送りにしてしまう…悲痛な思いと共に目覚めた翌朝は、病院ではなく自分のベッド…しかも、葬儀も終わった夫がシャワーを浴びている…そしてあの傷も…『何かが起こっている』事は分かるが、周りが原因なのか?自分がおかしくなってしまったのか?全くわからなくなった彼女は『曜日』に気付く…それは夫が死んだ水曜日を境に、彼女だけには『曜日がバラバラ』で訪れていたのだ…そして『何をどうしたら良いのか分からない真実』が見えてしまった時『今、自分がいる場所』に愕然とする… …『なんとも、かんとも』複雑な作品で有りながら、観ている間は気付かない事まで、ラストシーンで納得できてしまうような『簡単な出来栄え』は万人に楽しめる作りになっている。ただ、常日頃から『神を崇拝していないから…』的に思える描写は『いただけない』もので有る事は確かで、作品のランクを下げている(個人的見解で有りますから)のが実に勿体無い。題材としては完璧なのに、方向性で自爆してしまった感がする良作品で有ります。 |
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米映画 | ベンジャミン・バトン |
『普通の人生』とは?……映画 監督:デビッド・フィンチャー 脚本・原案:エリック・ロス 原作:F・スコット・フィッツジェラルド …『私はベンジャミン・バトン。変わった境遇で生まれてきた。第一次世界大戦も終わり、生まれるには最高の夜だった。』…1918年…戦争が終わった事に沸きかえるニューオーリンズの人ごみで、我が子が生まれると知らせを受けたジェイソン・フレミングは妻の元へと急いでいた…だが、到着した彼に微笑む者は『一人も』居なかった…難産だったためか妻は永眠し、そのうえ生まれてきた息子は直視出来ないほど奇怪な『モノ』であったのだ…ジェイソンは『人生最悪の事態』に混乱し、我が子を抱いて当ても無く走り出す……老人ホーム(?)を営むタラジ・P・ヘンソンは、玄関先に捨てられた奇怪な『赤ちゃん』を拾ったが『何かの病気』かもしれない彼を医者に診せると『人間が死ぬ間際に遭遇する様々な症状』が見られ、すぐに死んでしまうと思われた…ところが『行動や知能』は子供だが老人ホームの一員として見れる『老人』に成長していった…歩けないほど『衰えた』足は車椅子から離れ、杖を突いて歩く事が出来るようにまで『成長した』彼は人生最大の人物に出会う…彼女はホームに入居する夫人の孫娘で、どこから見ても『子供』な彼女と、どこから見ても『老人な子供』の彼はすぐに仲良くなり、自分が「どういう人間なのか」を打ち明けた彼に対し彼女は「そんな事分かっていた」かのようだった…それぞれの違った『時間』を積み重ねる二人は常にすれ違うが、それでも『ちょうど同じ時』は訪れる…しかし、それはあまりにも一瞬で過ぎてしまい、その先に有るであろう『苦痛』は再び二人を引き離す事になる… …ブラッド・ピット演じるベンジャミンは、ストーリーが進むにつれ『子供になっていく』のに、内面的な事では『あの時代』で生き抜きながら大人へと成長していくが、彼に比べお話しの真中辺に登場する彼が初めて愛した(?)ティルダ・スウィントンやヒロイン(?)のケイト・ブランシェットは『一般的な生ぬるい現代日本人』と何ら変わらない『フティゥの人』だが『フティゥ』って何だ?全世界の人間が老人から赤ちゃんに『進む』なら今回のベンジャミンは『フティゥ』であってそれ以外の人は『フティゥ』じゃない…何か良く分からなくなってきたので…この辺で…温度高いです。 |
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2009年1月と2月で10作品
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埼玉県の山奥にこんな食堂ありました 道草大衆食堂何茶亭