日々耳に入ってくる『秩父弁』なる言語… 度を越した事であったり、数の多いものに 押す まず「そそっぺぇな言葉づかい」
これらを聞いたその日に更新すると言う最新秩父語のコーナー
秩父戦隊『ソンナン知ってライナ〜』 ゛(6 ̄  ̄)ポリポリ
秩父弁
標準語
使用例
使用方法及び意味など
あ行
あいさ
合間
昼休みのあいさに行ってくらぁ
あぜ
畦・田と田の境の道
朝っぱか
朝っぱら 朝早く
朝っぱかに畑仕事を終らす
朝っぱらから引っ切り無しに電話が鳴る
晩方
夜
夜ぉっぱか
夜遅く
夜っぴてぇ
一晩中
昨夜は夜っぴてぇ酒を呑んだんで二日酔いだ
上がり鼻
上がりかまち
留守だったから上がり鼻に置いて来たよ
あたぁする
仕返しする
あちゃ
それでは
あっぽ
帽子
あちぃからあっぽを被って出な
あてずっぽう
いい加減な
あてずっぽぅでゆ(言)ったら当たった
全くあの人はあてずっぽうな事しか言わねぇ
後をかたる
後を着く(一緒に行く)
お婆ちゃんの後をかったって行く
あとんげぇり
後戻り
忘れ物をしたので後んけぇりする
あんき
安心・ゆっくり
今日は誰も居ねぇから安気だ
安気に休んだら良かんべぇよ
いくんち
幾日・何日
旅行に行く日はいくんちにする?
いける
埋める
いっちょうらい
余所行き着
久し振りに皆に会うっつんで
いっちょうらいで来たい
いっぱし
一人前
あの子もいっぱしになったねぇ
いっぱしの事ばっかり言うんじゃねぇ
いとおしねぇ
可愛そう
一緒に行けなくていとおしねぇ
いとど
よっぽど
いとどこっちの方が良い
いとどゆ(言)ってやんべぇかと思った
いど寝
うたた寝
いど寝したら風邪ひいた
うっぽっぽ〜
忘れっぽい
おめぇ(お前)はうっぽっぽ〜なんだから
うちゃ〜る
捨てる
ゴミをうちゃ〜る
うんと
沢山
鳥がうんといらいなぁ
「物」がいっぱい有る事
えむ
実が熟して割れること
そろそろアケビがえむ頃だ
もぅ栗がえんだんべぇよ
えら(い)
沢山
とっても・凄く
あまり 1魚がえらいるんなぁ
2えら(い)世話ん成った
3えら、本気にすんない
使われ、身近な者に対しては下記
「えれ〜」になるもよう
えれ〜
沢山・凄く・大変等
1「えれ〜貰ったで」
2「えれ〜疲れた」
3「えれ〜事だい」
4「えれ〜大変だったい」多少度の過ぎている事に対して
殆どの場合使われるようである
使用例4の場合「すげぇ大変だったい」となる
えんでんべぇ
帰え(る・ろう・ろうか?等)
婆さん 「そろそろ、えんでみるか」
爺さん 「じゃ〜、えんでんべぇ」帰ろうとする時、自分または他人に対して使う言葉
一緒に帰る人への問いかけでもあり、
訪問先に対しての意思表示であったりと、
なかなか使い勝手の良い言葉であります。
おおいせぇ
喜んで
元気の良い
威勢が良い おもちゃを買って貰ったんで大威勢だ
大威勢ですっとんで来る
おおごうしゃく
大きな声で噂話をする事
おばちゃん達がおおごうしゃくする
おおだぁあげ
大きな声で話をする
皆集まっておおだぁげしてた
おごと
?@たいへんなこと
?A疲れたこと
?B病気で苦しい時の様子 @畑仕事はおごとだ
Aいっぺぇ歩いたんでおごとだ
ABおごとだから寝る
B見舞いに行ったんだけどおごとそうだった
お茶ぞっぺぇ
お茶菓子など
何かお茶ぞっぺぇはねぇ(無い)んか?
おちょくる
からかう
人をおちょくっておもしれぇ(面白い)か!
おっかかる
寄りかかる
柱におっかかる
おっこくる
邪魔にして掃き除ける
おっぴせぇる
押さえつける
おっぺす
押し倒す
おてんたら
おべっか
おでんげえり
出戻り
あそこの娘はおでんげえりだっつうで
か行
かたけ
かたる
加わる
飲み会にかたる
くべる
炉などに薪を継ぎ足す
この木をくべてくんな
くね
垣根
そこのくねづたいに行く
けぇどう
屋敷前の公道
ごうぎ
立派
ごうぎな家が立ち並ぶ
ごうぎな結婚式だった
こさ(小障)
日陰
小障にへって休んべぇや
こそっぺぇ
滑らかでない
(ザラザラする)
照れくさい そんなに褒められるとこそっぺぇ
こぞって
揃って
こぞってやって来る
こてえさんねぇ
さ行
さたぁ
連絡
隣からさたがあった
後でさたぁすらぁ
じぎせず
遠慮しないで
じさき
地先
しみったれ
けちくさい
お金を出し惜しみする
しゃっぽ
帽子
しやんがき
けち
しょっちゅう
いつも
しょっぺぇもん
漬物、煮物などの
しょっぱいお茶うけ
じんぐり
ゆっくり
ずる
つく・する
(椅子に掛けた洋服の)裾がずってるで
ずるっけえ
ずるい
そそっぺぇ
そそらっぺぇ 粗相
丁寧でない そそっぺぇな字だなぁ
おめぇの掃除はそそっぺぇだ
あたしゃぁそそっぺぇだから…
と、言う様には使わない、なぜだかは分からない。
耐震偽造の建物は「そそっぺぇなマンション」と言う
そらっぺぇ
嘘
そらっぺぇべぇゆうない
耐震偽造会社社長は「そらっぺぇべぇな社長」と言う
た行
ちっとんべぇ
少し・少しだけ
ちっとんべぇだけど食っとくんな
(おかわりを)後ちっとんべぇくんない
ちゃかす
濁す・ごまかす
話をちゃかす
ちゃちい
安っぽい・粗末な
ちゃちゃを入れる
ちゃんちゃら
可笑しい
つっけんどん
乱暴な言い方
つっつぁく
引き裂く
とっぴきひょ
お祭りのお神楽
とっぴきひょを観に行くべぇ
とっぴょうし
とば・とばっくち
入り口
・とばに立つ
・とばっくちに車を止める
・とばっくちにつっ立ってねぇで
中にへったら(入ったら)良いかんべ
とぼう
戸口・玄関
・松の燃えくじをとぼうに吊るす
・とぼうにつっ立ってねぇで内に入ってくんな
・とぼうを掃いてくれ屋内から屋外にいる人に使う事が多い
決してビルの屋上にいる人には使わないように!
な行
なする
擦る
罪をかぶせる
なびる
塗る
のす
早く行く
走る
車等を乱暴に走らせる
伸ばす
のめる
埋める
は行
はっくるけぇす
はっこくる
はったぁす
びしょったねぇ
身なりがきちんとしてない
びしょったねぇ格好だ
ひっちゃく
破く
ひっちゃぶく
破く、引き裂く
ひっぺがす
剥がす・引っ張って剥がす
ふんがためる
ふんぐるげぇし
足首を捻る
ふんどばす
べっけ
ま行
(〜)み・(〜)みぃ
ごらん
「見てみ」「行ってみ」「食べてみ」等
「行動」の殆どに使用可能なようで、促す言葉
一文字と言う事で「秩父」に限らず使われているよう
使用頻度は非常に高い
むぐう・むぐす
むぐす・むぐってぇ
くすぐる・くすぐったい
めった(めった)
何回も
もえっくし
燃え止し
もじっけぇ
可愛い
孫は目に入れても痛くねぇ程もじっけぇ
や行
やかがし
焼き頭
やかがしをとぼうに刺しといてくんな
節分の時の行事
豆殻や柊に刺した鰯の頭を玄関に差しておく事
よいじゃぁねぇ
容易ではない・大変だ
ら行
るすい
留守居・留守番
※注意
秩父だけの方言に限っていません。
そもそも、普段使っている(私自身が)言葉が方言なのか、そうでないのかすら判らないからです。
よって、ご意見や情報は『道〜道』にお願いします
埼玉県の山奥にこんな食堂ありました 道草大衆食堂何茶亭